欲しいアプリは自分で作る!

Power Platform や Azure などを利用して作成した業務アプリや趣味アプリなどをご紹介します。

Power Automate を用いてセキュリティグループのメンバーを任意の条件で自動更新する方法

どうも、じゅんじゅんです。


弊社では現在、社で貸与しているスマートフォンの内線化に向けて準備を進めているのですが、その内線サービスで Azure AD 連携機能があり、Azure AD 上の任意のユーザーを内線サービス側に同期できるとのこと。

ただ、弊社では Office 365 ユーザーの全員がスマートフォンを貸与されているわけではないため、スマートフォンが貸与されているユーザーのみのセキュリティグループを作り、そのセキュリティグループを同期しようということになりました。


で、そのグループへのユーザーの追加・削除を手動で行うのは面倒過ぎるので、Power Automate を用いて自動化してみたというのが、本記事の内容です。

  • 全体像
  • 下準備(グループの作成)
  • フローの作成方法
  • 難点
  • まとめ
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Power Apps で Google 検索のような複数ワードの部分一致 OR 検索を行う方法

(2020/10/02)
キーワード数に依存しない記述方法を補足に追記しました。



G〇〇gle 検索のようなものを作ります(見た目的な意味で)。




どうも、じゅんじゅんです。


先日より Teams 上で Power Apps アプリが作成できるようになり、Search 関数を用いた文字列の部分一致検索ができるようになりました。 jn.hateblo.jp

これを機に、検索機能を持ったナレッジ共有アプリを作る方が増えるのではないかと勝手に予想しております。


ということで、せっかくなので日頃よくお世話になっている某検索サイトのように、複数のキーワードをスペース区切りで OR 検索(あるいは AND 検索)できると便利だなと思い、作ってみました。
(以下動画は Teams + Power Apps ではないですが、Teams + Power Apps でも同じことができます)


目次

  • まずはデータと検索窓の用意まで
  • フィルタリングで複数キーワードの部分一致 OR 検索を実現する方法(固定ワード編)
  • 検索窓から複数のキーワードを抽出する方法
    • 1. テキストボックスの値をスペースで分割する
    • 2. 1.のテーブルから1つずつキーワードを抜き出す
  • フィルタリングで複数キーワードの部分一致 OR 検索を実現する方法(検索窓を利用編)
  • 補足
  • おわりに
  • 参考文献
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Teams + Power Apps なら文字列の部分一致検索が委任可能!! ただし列名に注意ね!

待ってました。 for Office 365 プランで部分一致検索ができることを。




どうも、じゅんじゅんです。


先日より、Teams 上で Power Apps アプリが作成できるようになりました!
概要は Microsoft 吉田さんの記事をご覧ください。 memo.tyoshida.me

Teams 上の Power Apps で利用するデータソースは、吉田さんの記事にあります通り「CDS Project Oakdale」というもので、Common Data Services がベースになっています。


…ということは、ですよ!

SharePoint リストでは委任問題に引っ掛かっていたテキスト列の部分一致検索(Search 関数)が使えるのでは…?!
これができれば、いわゆるナレッジ登録&検索アプリが構築できるのでは?!

ということで、やってみました。


目次

  • 委任問題とは
  • 事前準備
  • Search 関数を試してみる!
  • おわりに
  • 参考文献
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(3. Power Automate 編) 買い物メモを Alexa から LINE に送信する仕組みを Power Automate で作る

前回の続きです。

前回:
(2. LINE 編) 買い物メモを Alexa から LINE に送信する仕組みを Power Automate で作る - 欲しいアプリは自分で作る!


前回の記事までで、 Alexa スキルおよび LINE の設定が終わりました。
本記事では、いよいよ処理の心臓部である Power Automate の作成に入ります。

なお、Power Automate では有償となるプレミアムコネクタを利用します。予めご了承ください。

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(2. LINE 編) 買い物メモを Alexa から LINE に送信する仕組みを Power Automate で作る

(2020/09/14)
次回の Power Automate 編で必要な情報の取得手順を、手順10以降に追記しました。


前回の続きです。

前回:
(1. Alexa スキル編) 買い物メモを Alexa から LINE に送信する仕組みを Power Automate で作る - 欲しいアプリは自分で作る!


作成手順

前回の記事で、 Alexa スキルを呼び出すところから、メモしたい情報をスロットに落とし込むところまではできました。 本記事では、処理に先立ち LINE の公式アカウントを作成する手順についてご紹介します。

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(1. Alexa スキル編) 買い物メモを Alexa から LINE に送信する仕組みを Power Automate で作る

「あ、あれ買わなきゃ!」って気付くのは、台所に立っている時が多い気がします。




どうも、じゅんじゅんです。


我が家は私も妻も LINE をよく利用しています。
頻繁に使うアプリということもあり、他者とのメッセージのやり取り以外にも、自分だけのグループを作成して買い物メモ代わりにしたりしています。

そんなある日、妻から
「料理とか皿洗いとかしている時でも簡単に LINE にメモできるようにしたい」
と要望があり、Alexa から LINE にメモを送信できるツールを作ってみました。


この処理はすべてノンコーディングで作成できますので、このツールの作り方をご紹介します。

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Power Apps でピアノアプリを爆速で作る方法

<2023/11/20 追記>
オーディオコントロールの表示をオフにすると音が再生されなくなったため、一部手順を差し替えました。



どうも、じゅんじゅんです。


以前、本ブログでピアノを録音再生するアプリの作り方をご紹介していました。
https://jn.hateblo.jp/entry/2018/12/22/233906

上記記事の方法でも簡単なピアノは作れるのですが、録音再生機能を前提に作られているため、ちょっと煩わしい作り方をしています(変数を使うなど)。

録音機能のないシンプルなピアノを作成する場合は、変数を使わずに簡単に、かつ爆速で作ることができますので、本記事でご紹介します。

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