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Power Platform や Azure などを利用して作成した業務アプリや趣味アプリなどをご紹介します。

キャンバスアプリのモダンコントロールのプロパティ最新アップデート状況(2023/12/2時点)

※クラシックとモダンのプロパティの比較ではなく、最新バージョンのモダンのプロパティとひとつ前のバージョンのモダンのプロパティを比較した、超絶ニッチな記事です。ご了承ください。


この記事は、Power Apps Advent Calendar 2023 12/3 担当分の記事です。

qiita.com


Power Appsのキャンバスアプリでは、少し前からモダンコントロールと呼ばれる新しいデザインのコントロールが使えるようになりました。
※現状は半分以上がまだプレビューです。

モダンコントロールを有効にする設定

モダンコントロールはここに

現在はクラシックのコントロールとモダンのコントロールが両方使える状況になっています。
両方を比較したことがある方はご存じだと思うのですが、モダンコントロールのプロパティって、クラシックコントロールに比べると少ないんですよね。

もちろんデザインが異なるので同じにはならないかもしれませんが、現在はまだ欲しいプロパティ機能が乏しい状態にあります。

クラシックのテキスト入力コントロール

モダンのテキスト入力コントロール

で、このプロパティの乏しさが今後どう増えていくのかの傾向を掴むために、ここ最近のバージョンの違いを比較してみました。


比較するバージョン

今回は、比較対象として以下の2つのバージョンを利用しました。

最新のバージョン(Preview(US)リージョン)とひとつ前のバージョン(日本リージョン)

最新バージョン(左)とひとつ前のバージョン(右)

learn.microsoft.com


比較した結果

直近のアップデートでプロパティの内容が変わったコントロールは以下でした。

全体的な傾向としては、各コントロールのフォントに関するプロパティが追加されました。
微妙に差もありますが、おおよそ以下が追加されました。

  • Font color:フォントの色
  • Font:フォント(Segoe UIなど)
  • Font weight:文字の太さ
  • フォント スタイル:Italic、下線、取り消し線

こんな感じで、似た機能がまとまって順次リリースされていくのかもしれません。


で!
個人的に一番激熱だったのは、テキスト入力コントロールにAlignプロパティが追加されたことです!

数値を入力する時って、右寄せの方がいいですよね。世界共通。
クラシックにはもちろん存在していて、これまではモダンには搭載されていなかったのでまだモダンへのシフトは難しいなと思っていたのですが、私が現在担当しているプロジェクトではこれのおかげで一気にモダンでいきましょうという流れに変わりました。

たかがAlign、されどAlign。

※まだプレビュー機能ですので自己責任でご利用ください。


まとめ

本当はPower Pagesの記事を書こうと思ったのですが、思うように構成を思い描けず、キャンバスアプリの内容にシフトしました。
Power Pagesの内容をご期待されていた方、すみません。

この内容に限らずですが、アップデートの傾向やこれまでの歴史を掴んでおくと、少し未来を予測できるようになることもあるので、ご興味ありましたら是非色々と調べてみてください(?)



欲しいアプリは欲しい人が作る時代へ。

何かのご参考になれば幸いです。